バイバイまたね
“一緒に回ってもいいけど、ちゃんと気持ち伝えること。じゃないと、後悔するよ。”

舞子が私にそういった。

「努力するよ。」

私は、わずかに微笑んで、舞子に手を降った。

舞子は、いつだって私の事を心配してくれた。

長女で、したには、三人の兄弟のいる舞子は、面倒見がよくて、私のよき理解者だった。

そんな舞子に、私も憧れていたっけ。

そして、文化祭当日。
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