クリスマス恋語
「夏南?何でここに?帰ったんじゃ…」
「んなわけないでしょ。私だって練習しにきたんだから。さっきね、他の部活と交渉しきて、2時間体育館貸してもらえたの!」
「ホントに?ありがとう夏南!」
「どういたしまして。泥だらけの桂樹くん」
「ちゃんと洗い流してきたってば…」
そういたずらに微笑む君。
そんな姿もたまらなく愛しい。
こんな時間がいつまでも続けばいいのに…。
2時間なんて時間はあっという間で、僕たちは追い出されるように体育館を締め出された。
ちぇ。
もうちょっと貸してくれてもいいのにな…。