クリスマス恋語

「そうなんだ…。でも僕には程遠いイベントだな」



「桂樹、付き合ってる人いないの?」








いるわけがないよ。





僕なんか地味だし、勉強だってできないし、唯一の取り柄である陸上だってこの学園じゃレベルが違いすぎるし…。










「ふぅん。じゃあ好きな人とか好きなタイプの女の子とかもないの?」



「好きなタイプかー。そんなの夏南みたいにかわいい子だったら誰でも…」



「え?」



「え……?」







って、ああああー!!!





しまったーー!!!






な、なな何を口走ってるんだよ僕はーー!!






こんなの、告ったも同然じゃないかっ!!

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