クリスマス恋語

「おーい!夏南ー!」








僕に気づいてほしくて名前を呼びながら手を振ると、夏南も気づいたのか笑顔で手を振ってくれた。








夏南の元へ行く為、横断歩道を渡る。








信号は青。





あと数十メートルで愛しい君の元へ行ける。










そう思い笑顔を浮かべた時、僕の目に映ったのは僕とは正反対の表情をした君。






顔は真っ青で何か叫びながら彼女は僕の元へ駆けてくる。








どうしたの?







その言葉を口にする前に僕は彼女に突き飛ばされ意識を失った。

< 38 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop