クリスマス恋語
「おーい!夏南ー!」
僕に気づいてほしくて名前を呼びながら手を振ると、夏南も気づいたのか笑顔で手を振ってくれた。
夏南の元へ行く為、横断歩道を渡る。
信号は青。
あと数十メートルで愛しい君の元へ行ける。
そう思い笑顔を浮かべた時、僕の目に映ったのは僕とは正反対の表情をした君。
顔は真っ青で何か叫びながら彼女は僕の元へ駆けてくる。
どうしたの?
その言葉を口にする前に僕は彼女に突き飛ばされ意識を失った。