クリスマス恋語

事故から2日。




今だ夏南は目を覚まさない。







僕はそんな彼女を見ていることができなかった。









僕のせいだ。





僕のせいで…!!






僕があの時ちゃんと周りを確認していればこんな事にはならなかった!!






僕が、僕が彼女の未来を奪ったんだ!!






そんな僕は彼女の隣にいる資格はない。





どの顔で彼女に会いに行けるというのだ。






彼女の全てを奪った超本人が。









怖かった。





だから僕は彼女の元から逃げ出した。






彼女が意識を取り戻す前に別れを告げた。







見たくなかったから。






彼女が事実を知り絶望する姿を。






聞きたくなかったから。






僕を拒絶する声を。

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