クリスマス恋語
No.7 angelic singing voice
昼過ぎまで降っていた雨は止み、街は鮮やかなイルミネーションで輝いていた。
今日はクリスマスイヴ。
一年に一度の聖なる夜。
行き交う人々はみな恋人同士、幸せそうに街を歩いている。
そんな中で僕は一人またあのツリーの元へ向かう。
広場はもう人々でいっぱいだった。
ツリーを見上げながら星もない夜空にふと願う。
君も、どこかで見ているだろうか。
この色とりどりに輝く美しいクリスマスツリーを…。