クリスマス恋語

長いウェーブのかかった黒髪を靡かせながら満面の笑顔を振り撒く小柄な少女。






着ている制服は、僕が前にいた学校、苺蘭学園のものだ。









そしてその後ろから出てきたのは。








昨日まで一緒にいた少女。






会った時と同じ制服姿に大きなスポーツバックを携えて。





右手にマイク。







その姿は間違いなく――。









「しゅ、守風さん…!?」







ど、どうして守風さんがあんなところに!?

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