その仮面、剥がさせていただきます!
あたしは拓にぃにすべてのことを話した。
リクから正式に付き合ってほしいと言われた事。
誰にも話さないって言ったけどリクの過去の事。
そして、あたしの気持ち……
拓にぃはあたしが話し終えるまで黙って聞いてくれた。
「あたし。どうすればいいのかな?」
再び問いかけてみる。
拓にぃは持っていた缶ビールを机の上に置くと大きな息を吐いた。
少しビール臭い。
「そんなことで悩んでんのか?」
「そんな事って……」
あたしとしては今まで生きてきた中で最も重要なことだと思ってるんだけど、所詮拓にぃには他人事なんだよね。
拓にぃに相談して損をしたとばかりにガックリと項垂れていると、拓にぃは呆れたような口調で言った。
「別にプロポーズされたわけでもないのに、そんなに悩むこたぁねえだろ。律子は陸人の事どう思ってるんだ?」
「どうって……そりゃ好きだけど……」
好きって言葉で顔が火照る。
拓にぃの前で顔を赤くしてる自分が恥ずかしい。
「好きだったらグチグチ考えてないで陸人んとこに飛び込めばいいだろ」
「んな。簡単に」
「簡単さ。付き合ってみてやっぱりだめだって思えばその時に考えればいい」
な。簡単だろ?と拓にぃはニッと笑った。
リクから正式に付き合ってほしいと言われた事。
誰にも話さないって言ったけどリクの過去の事。
そして、あたしの気持ち……
拓にぃはあたしが話し終えるまで黙って聞いてくれた。
「あたし。どうすればいいのかな?」
再び問いかけてみる。
拓にぃは持っていた缶ビールを机の上に置くと大きな息を吐いた。
少しビール臭い。
「そんなことで悩んでんのか?」
「そんな事って……」
あたしとしては今まで生きてきた中で最も重要なことだと思ってるんだけど、所詮拓にぃには他人事なんだよね。
拓にぃに相談して損をしたとばかりにガックリと項垂れていると、拓にぃは呆れたような口調で言った。
「別にプロポーズされたわけでもないのに、そんなに悩むこたぁねえだろ。律子は陸人の事どう思ってるんだ?」
「どうって……そりゃ好きだけど……」
好きって言葉で顔が火照る。
拓にぃの前で顔を赤くしてる自分が恥ずかしい。
「好きだったらグチグチ考えてないで陸人んとこに飛び込めばいいだろ」
「んな。簡単に」
「簡単さ。付き合ってみてやっぱりだめだって思えばその時に考えればいい」
な。簡単だろ?と拓にぃはニッと笑った。