揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
「え?」
イマ、ナンテイッタノ?
思考回路が追いつかない。
「俺じゃ嫌かな?」
ぽかんとしてしまった私にしびれを切らしたのか、高崎君はそう尋ねてきた。
「え?えっと、嫌とかじゃないんだけど……」
何と言っていいのか、よく分からなくて。
確かに、今までも何人かに告られた事はあるけど。
でも、それって少なからずも私の知ってる人だったし。
こんな、知らない人からなんて初めてで。
「友達からでいいんじゃねぇの?」
そう言ったのは、隣にいた諒斗だった。
「ま、そうだな。ちょっと突然だったし。友達になってくれる?吉野さん」
「あ、うん。友達なら……」
それだけ言うのが、精一杯だった。
でも彼は満足したのか、『じゃあね』と言って教室を後にして行った。
「いきなり、悪かったな。俺と由佳が話してるとこよく見かけて、いいなって思ってたんだってさ」
高崎君の後ろ姿を見送りながら、諒斗がそう言った。
「そっか……。まぁ、友達ならいいよ」
そう、友達なら。
恋人には、きっとなれないと思うし。
だって、私の胸は高崎君にはときめかなかったから……。
イマ、ナンテイッタノ?
思考回路が追いつかない。
「俺じゃ嫌かな?」
ぽかんとしてしまった私にしびれを切らしたのか、高崎君はそう尋ねてきた。
「え?えっと、嫌とかじゃないんだけど……」
何と言っていいのか、よく分からなくて。
確かに、今までも何人かに告られた事はあるけど。
でも、それって少なからずも私の知ってる人だったし。
こんな、知らない人からなんて初めてで。
「友達からでいいんじゃねぇの?」
そう言ったのは、隣にいた諒斗だった。
「ま、そうだな。ちょっと突然だったし。友達になってくれる?吉野さん」
「あ、うん。友達なら……」
それだけ言うのが、精一杯だった。
でも彼は満足したのか、『じゃあね』と言って教室を後にして行った。
「いきなり、悪かったな。俺と由佳が話してるとこよく見かけて、いいなって思ってたんだってさ」
高崎君の後ろ姿を見送りながら、諒斗がそう言った。
「そっか……。まぁ、友達ならいいよ」
そう、友達なら。
恋人には、きっとなれないと思うし。
だって、私の胸は高崎君にはときめかなかったから……。