揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
私達の最後に、≪またね≫という言葉は付かない。

きっと…これが、最後の電話になるんだろう。


なんだか、ポロッと涙が零れてきた。


電話で話せて、嬉しいはずなのに。

反対にどんどんと、悲しみが溢れてくる。


好きすぎて、この関係がどうにも辛い。


やっばり…ダメだね。

大翔君を想ってたって、きっと自分が辛いだけなんだよ。


諦めよう。


これ以上、好きにならないうちに。

私には、きっと高崎君の方が合ってるはずだから。


私はもう…大翔君を好きにならない。


絶対、好きになんてならない……。
< 105 / 298 >

この作品をシェア

pagetop