揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
chapter16
大翔君に想いを伝える。
そう決めたものの、どうやって伝えたらいいんだろうか?
一緒の学校にいる訳じゃないし、かといって克也に頼むわけにもいかないし。
小学校の前で待ち伏せとか?
……そんなことしたら絶対克也に怒られるだろうし、水沢がいるかもしれないよね。
大翔君の家も知らないし、知ってるのはこの電話番号だけ。
やっぱり、電話で言うしかないのかな……?
さっきからずっと、握りしめたままの携帯電話。
これで…想いを伝えるしかないんだよね。
真吾とのデートから帰って来て、既に1時間。
私は、自分の部屋でずっと考えている。
問題は、この気持ちを伝えた後の…彼の反応が怖いっていう事。
嫌がられるかもしれない。
そう思うと、なかなか踏ん切りがつかなくて。
でも、真吾の為にも頑張らないとね。
こんな自分勝手な私を優しく包んでくれた、彼。
思い出すと照れるけど。
あの大きな優しさに、確かに力をもらったんだ。
よしっ、決めたっ!
メモリーから大翔君の番号を表示し、そのまま思い切って通話ボタンを押した。
そう決めたものの、どうやって伝えたらいいんだろうか?
一緒の学校にいる訳じゃないし、かといって克也に頼むわけにもいかないし。
小学校の前で待ち伏せとか?
……そんなことしたら絶対克也に怒られるだろうし、水沢がいるかもしれないよね。
大翔君の家も知らないし、知ってるのはこの電話番号だけ。
やっぱり、電話で言うしかないのかな……?
さっきからずっと、握りしめたままの携帯電話。
これで…想いを伝えるしかないんだよね。
真吾とのデートから帰って来て、既に1時間。
私は、自分の部屋でずっと考えている。
問題は、この気持ちを伝えた後の…彼の反応が怖いっていう事。
嫌がられるかもしれない。
そう思うと、なかなか踏ん切りがつかなくて。
でも、真吾の為にも頑張らないとね。
こんな自分勝手な私を優しく包んでくれた、彼。
思い出すと照れるけど。
あの大きな優しさに、確かに力をもらったんだ。
よしっ、決めたっ!
メモリーから大翔君の番号を表示し、そのまま思い切って通話ボタンを押した。