揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
俺は、ゆっくりと由佳さんに顔を向けた。
真っ直ぐに俺を見ている彼女の瞳に、思わず吸い込まれそうになる。
俺と話がしたかった?
だから、克也に頼んだ?
どういう事か、よく分からない。
「とりあえず、上がって?」
そして、彼女に案内されて2階に上がった。
いつも来る克也の部屋の、隣の部屋。
「どうぞ」
その由佳さんの部屋に入るように促され。
「どうも……」
照れくささから、そんな風にしか言えなかった。
一歩足を踏み入れたその部屋は。
いかにも女の子らしいといった感じで、なんだか微笑ましい。
ピンクのカーテンと、同じくピンクのベッドカバー。
所々に飾られたぬいぐるみや小物達。
梨香の方が大人っぽい部屋だな、と思わず比べてしまう。
でも、由佳さんらしくて俺は好きだ。
「えっと、適当に座ってて?何か飲み物持ってくるから」
「別に、構わないでいいですよ」
慌てて声を掛けたけど、
「ううん、私が飲みたいし。座っててね?」
そう言って、彼女はろくに俺の顔を見ずに部屋を出て行ってしまった。
話って何だろう……?
そう考えながら、ガラステーブルの前に腰を下ろした。
部屋に入れたのは思いがけず嬉しかったけど、何の話かと考えると…気分が一気に重くなる。
昨日の事…だよな?
ショッピングモールで会った時の事。
俺との仲を彼氏に誤解されたとか?
だから、彼氏にちゃんと説明して欲しいって事?
……それなら、納得がいく。
真っ直ぐに俺を見ている彼女の瞳に、思わず吸い込まれそうになる。
俺と話がしたかった?
だから、克也に頼んだ?
どういう事か、よく分からない。
「とりあえず、上がって?」
そして、彼女に案内されて2階に上がった。
いつも来る克也の部屋の、隣の部屋。
「どうぞ」
その由佳さんの部屋に入るように促され。
「どうも……」
照れくささから、そんな風にしか言えなかった。
一歩足を踏み入れたその部屋は。
いかにも女の子らしいといった感じで、なんだか微笑ましい。
ピンクのカーテンと、同じくピンクのベッドカバー。
所々に飾られたぬいぐるみや小物達。
梨香の方が大人っぽい部屋だな、と思わず比べてしまう。
でも、由佳さんらしくて俺は好きだ。
「えっと、適当に座ってて?何か飲み物持ってくるから」
「別に、構わないでいいですよ」
慌てて声を掛けたけど、
「ううん、私が飲みたいし。座っててね?」
そう言って、彼女はろくに俺の顔を見ずに部屋を出て行ってしまった。
話って何だろう……?
そう考えながら、ガラステーブルの前に腰を下ろした。
部屋に入れたのは思いがけず嬉しかったけど、何の話かと考えると…気分が一気に重くなる。
昨日の事…だよな?
ショッピングモールで会った時の事。
俺との仲を彼氏に誤解されたとか?
だから、彼氏にちゃんと説明して欲しいって事?
……それなら、納得がいく。