揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
「泣いて…ないよ」


あくまでもシラを切り通そうとする彼女が歯痒くて、俺はいつの間にか唇を重ねていた。

本当の事を話してくれないのなら、塞いでやりたい。


「んっ……」


繋がった唇の隙間から、彼女の吐息が漏れる。

その声に体が疼き、俺は彼女の唇を割って舌を強引に絡めていった。


彼女が泣く暇のないぐらい、俺が愛してやる。


背中に回していた右手を、ゆっくりと彼女の肌を滑らすように前にもってくる。

そのまま、露わになった彼女の左胸に当てた。


ビクンと、彼女の体が反応する。

柔らかい感触を手で味わいながら、舌の動きも速くしていく。


彼女の空いている両手が、力無く俺の肩を押してくる。

その手が邪魔で、俺は両方の手で彼女の両手首をつかんだ。


そのまま、すぐそばにある壁に彼女の体を押し付けた。


「由佳……」


少し怯えるように俺を見てくる彼女の名を呼び、彼女の左の耳元に舌を這わせた。


「あっ……」


彼女の声が、浴室に響く。

聞こえてくるのは、止めていないシャワーの音と彼女の卑猥な声。


そして…俺の舌が立てる音。

その間に、俺は彼女の形のいい胸を両手で優しく揉んでいく。


「はぁっ、んっ……」


「愛してる、由佳」


首筋を這わせていた舌を、そのまま彼女の胸へと下ろしていく。

右胸を手で愛しながら、俺は左胸の先端を口に含んだ。


「あぁんっ」


彼女のイヤラシイ声に、俺の理性は吹っ飛んでしまいそうだった。

ギリギリ残っているわずかな理性が、彼女に問いかけさせる。


「由佳の初めて…俺がもらってもいい?」


もう、限界だった。

このまま、ここで彼女を犯してしまいたい。


胸から顔を上げて真っ直ぐに見ると、彼女は…ひどく青ざめていた。
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