揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
「俺も、絶対忘れない」


そして、彼女の柔らかい唇にキスを落とす。


初めは、軽く触れるだけのキス。

そして、啄ばむ様なキス。


その後は…貪るように、その唇を塞いだ。


「んっ…はぁっ」


角度を変える度に漏れる、由佳のヤラシイ声。

俺の中の欲望を、どんどんと奮い立たせる。


「ひ…ろと…くんっ」


唇を離すと、艶めかしい声で俺を呼んだ。


「大翔でいいよ。ほら、呼んで?」


そして、彼女の左の耳元でそう囁く。

可愛らしい耳朶に、そのまま舌を這わせていく。


「はぁっ…」


その反応が可愛くて、もっと意地悪をしたくなる。

俺の事を苦しめた罰を与えるかのように、耳に沿って舌を這わせる。


そして、


「名前…呼んでよ?」


そう、吐息混じりに囁く。


「あぁっ、ひろ……」


その攻めに耐えられないのか、由佳は目を瞑ったまま身悶える。


「ちゃんと…呼んで?」


そして、今度は首筋に舌を移す。

長い髪を少し掻き上げ、うなじの辺りを舐め回す。


「はぁっ…ひろ…とっ」


吐息と共に漏れる、俺の名前。

その言い方がヤラしくて、俺の体が反応するようにどんどんと疼きだす。
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