揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
「時間…いいですか?」
一応、相手は年上なわけだから。
様々な感情を押し殺し、俺は下手に出た。
「……ダメって言っても、無駄だろ?」
「まぁ、そうですけど」
たくさんの乗客が、俺達の横を通り過ぎていく。
高校生・大学生・社会人。
何事かと、横目で俺達の事をチラチラと見ていく。
「場所、変えようぜ」
そう言って、諒斗はゆっくりと歩き出した。
スポーツバッグを肩から掛け、ポケットに手をつっこんだまま。
俺は、そんな彼の後ろ姿を眺めながら歩いていた。
180ぐらいある長身に、無駄な肉の付いてなさそうな締まった体つき。
この体が…強引に由佳を抱こうとしたのか。
そう考えると、冷静でいられなくなりそうだった。
「ここでいいよな?」
そう言ってアイツが連れてきたのは、駅からさほど遠くないこじんまりとした公園。
日がまだ高いという事もあって、子供や母親達の姿がまだたくさん見られる。
「とりあえず、座ろうぜ?」
遊具の横の、ちょっとしたグランド。
そこにあるベンチに、俺達は腰掛ける事にした。
一応、相手は年上なわけだから。
様々な感情を押し殺し、俺は下手に出た。
「……ダメって言っても、無駄だろ?」
「まぁ、そうですけど」
たくさんの乗客が、俺達の横を通り過ぎていく。
高校生・大学生・社会人。
何事かと、横目で俺達の事をチラチラと見ていく。
「場所、変えようぜ」
そう言って、諒斗はゆっくりと歩き出した。
スポーツバッグを肩から掛け、ポケットに手をつっこんだまま。
俺は、そんな彼の後ろ姿を眺めながら歩いていた。
180ぐらいある長身に、無駄な肉の付いてなさそうな締まった体つき。
この体が…強引に由佳を抱こうとしたのか。
そう考えると、冷静でいられなくなりそうだった。
「ここでいいよな?」
そう言ってアイツが連れてきたのは、駅からさほど遠くないこじんまりとした公園。
日がまだ高いという事もあって、子供や母親達の姿がまだたくさん見られる。
「とりあえず、座ろうぜ?」
遊具の横の、ちょっとしたグランド。
そこにあるベンチに、俺達は腰掛ける事にした。