揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
chapter36
大翔君からメールが来たのは、その日の夕方7時近くの事だった。
≪話があるから、今から会える?≫
彼にしては珍しい、ちょっと強引なメール。
どんな話なんだろう?
やっぱり冷静に考えたら、私みたいに汚れた女は嫌になったとか……?
話の見当がつかないだけに、どんどんと悪い方に考えてしまう。
「……どしたの?」
私の向かいに座ってカレーライスを食べていた克也が、心配そうに尋ねてきた。
帰りの遅くなるお母さんに代わって、今日も私が夕御飯を作り。
2人で食べていたところだった。
「大翔君からメール来たんだけど、話があるから今から会いたいんだって」
携帯のメール画面を見ながら、私はそう答えた。
「話なら、家ですりゃいいじゃん」
「でも、もうすぐお母さん帰って来るかもしれないし……」
7時過ぎには帰れると、夕方お母さんから電話があった。
それなのに、彼を家に呼んで話をする勇気はない。
「別に、俺に会いに来たって言えばいいじゃん」
「……」
「えっ?何、ダメ?」
「克也っ、あんたもたまにはいい事言うじゃんっ!」
あぁっ、今日ほど克也が弟で良かったと思った事はないよ!
そうだよね。
克也に会いに来てたとかって、うまく誤魔化せばいいもんね。
≪話があるから、今から会える?≫
彼にしては珍しい、ちょっと強引なメール。
どんな話なんだろう?
やっぱり冷静に考えたら、私みたいに汚れた女は嫌になったとか……?
話の見当がつかないだけに、どんどんと悪い方に考えてしまう。
「……どしたの?」
私の向かいに座ってカレーライスを食べていた克也が、心配そうに尋ねてきた。
帰りの遅くなるお母さんに代わって、今日も私が夕御飯を作り。
2人で食べていたところだった。
「大翔君からメール来たんだけど、話があるから今から会いたいんだって」
携帯のメール画面を見ながら、私はそう答えた。
「話なら、家ですりゃいいじゃん」
「でも、もうすぐお母さん帰って来るかもしれないし……」
7時過ぎには帰れると、夕方お母さんから電話があった。
それなのに、彼を家に呼んで話をする勇気はない。
「別に、俺に会いに来たって言えばいいじゃん」
「……」
「えっ?何、ダメ?」
「克也っ、あんたもたまにはいい事言うじゃんっ!」
あぁっ、今日ほど克也が弟で良かったと思った事はないよ!
そうだよね。
克也に会いに来てたとかって、うまく誤魔化せばいいもんね。