揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
複雑な思いを抱えたまま、私は駅からの道を歩いて帰っていた。
重かった心も、もうすぐ小学校だと思うとなんだか軽くなってきて。
覗き…じゃないから。
見学よ、見学。
言い訳するように、心で呟いてみる。
誰に対して言ってんだか。
この間とは違う場所のフェンスから、覗いてみた。
水沢がまた現れたらヤだし。
よく見ると、ちょうどシートノックをしているところで。
監督らしき人がどんどんと球を打っていく。
その打球がすごく強くて、びっくりした。
小学生であんな球捕ってるんだ……。
みんな、それを追いついて捕ってるからすごい。
克也も普段とは違う真剣な表情で、球に果敢に飛びついていく。
大翔君も、ファーストゴロやライナーをきつい当たりでも捕り続けている。
重かった心も、もうすぐ小学校だと思うとなんだか軽くなってきて。
覗き…じゃないから。
見学よ、見学。
言い訳するように、心で呟いてみる。
誰に対して言ってんだか。
この間とは違う場所のフェンスから、覗いてみた。
水沢がまた現れたらヤだし。
よく見ると、ちょうどシートノックをしているところで。
監督らしき人がどんどんと球を打っていく。
その打球がすごく強くて、びっくりした。
小学生であんな球捕ってるんだ……。
みんな、それを追いついて捕ってるからすごい。
克也も普段とは違う真剣な表情で、球に果敢に飛びついていく。
大翔君も、ファーストゴロやライナーをきつい当たりでも捕り続けている。