揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
ゆっくりと家路をたどりながら思うのは、さっきの2人の事。


幼稚園からの幼なじみの2人。


遠距離恋愛を乗り越えて、親も公認の泊まり合うほどの仲。

入り込む隙は無しって感じで。


っていうか、入り込もうとしてるの?私。


ホント、往生際悪いなぁ。

しかも、相手は小学生なのに。


次に…進んだ方がいいよね?

新しい恋を探して。


そうしたら、2人の事も気にならないだろうし。

こんな風に、嫉妬だってしないはず。


新しい恋かぁ……。


そう考えたら、ふと高崎君を思い出していた。

私なんかを好きだって言ってくれてる、バスケ部の彼。


高崎君とつき合ったら、大翔君の事忘れられるのかな……?


失礼かもと思いながら、そんな事を考えてしまった。


明日…話できるかな?

試合を見に行って、そこで少し話できたらいいな。


だって、まだ高崎君の事をよく知らないから。

どんな人か分かった上で、つき合うかどうか考えたいし。


とりあえず、明日バスケ部の試合を見に行ってみよう。


考えるのは…それからだ。
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