揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
chapter5
高校からの私のダッシュといったら、そりゃあ陸上部も真っ青なぐらいで。
体育祭でいつもこれぐらい走れたらなって、つくづく思ってしまった。
駅のホームで電車を待つ間の、どんなにもどかしかった事か。
快速列車が来て飛び乗ると、ドアのそばを陣取った。
駅に着いたらすぐに降りられるように、と。
地元の駅に着いたのが、既に12時15分。
ここから小学校までは、どう走っても7~8分はかかる。
それでも、私は思い切り走った。
たとえ試合に間に合わなかったとしても、大翔君に一目会いたかったんだ。
次第に、小学校の校舎が視界に入って来た。
歓声らしきものも聞こえる。
間に合った?
急いで、一番近い東門から入って行く。
グランドが見えて、そこでは……。
まだ、試合がやってるっ!
体育祭でいつもこれぐらい走れたらなって、つくづく思ってしまった。
駅のホームで電車を待つ間の、どんなにもどかしかった事か。
快速列車が来て飛び乗ると、ドアのそばを陣取った。
駅に着いたらすぐに降りられるように、と。
地元の駅に着いたのが、既に12時15分。
ここから小学校までは、どう走っても7~8分はかかる。
それでも、私は思い切り走った。
たとえ試合に間に合わなかったとしても、大翔君に一目会いたかったんだ。
次第に、小学校の校舎が視界に入って来た。
歓声らしきものも聞こえる。
間に合った?
急いで、一番近い東門から入って行く。
グランドが見えて、そこでは……。
まだ、試合がやってるっ!