揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
そんな事を考えていた時、私の視界を何かが横切った。
ネクストバッターズサークルに入る、5番バッター。
それは…大翔君だった。
胸がドキッてするのが、自分でもよく分かって。
高崎君には感じなかった、このときめき。
やっぱり、私は彼が好きなんだ……。
大翔君まで、回るかな?
彼のバッティング、見てみたいな。
公輝君が塁に出てくれれば、点は入らなくても大翔君に打順が回る。
じっとバッターボックスを見つめている彼の横顔を、私はこっそり見ていた。
ホントに真剣な、大人のような眼差し。
それを見ていたら、願わずにいられなかった。
打たせてあげたい、と。
勝たなくてもいいから、三振でもいいから。
大翔君に、打席に立たせてあげたい。
それは、私が見たいからとかじゃなくて。
野球に一生懸命な彼に、勝負をさせてあげたいって思ったからなんだ。
ネクストバッターズサークルに入る、5番バッター。
それは…大翔君だった。
胸がドキッてするのが、自分でもよく分かって。
高崎君には感じなかった、このときめき。
やっぱり、私は彼が好きなんだ……。
大翔君まで、回るかな?
彼のバッティング、見てみたいな。
公輝君が塁に出てくれれば、点は入らなくても大翔君に打順が回る。
じっとバッターボックスを見つめている彼の横顔を、私はこっそり見ていた。
ホントに真剣な、大人のような眼差し。
それを見ていたら、願わずにいられなかった。
打たせてあげたい、と。
勝たなくてもいいから、三振でもいいから。
大翔君に、打席に立たせてあげたい。
それは、私が見たいからとかじゃなくて。
野球に一生懸命な彼に、勝負をさせてあげたいって思ったからなんだ。