揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
chapter8
結局、俺らがホームに着いた頃には…既に電車が止まっていて。
ホームや他の車両を見る暇なく、一番近いドアに飛び乗った。
「危なかったねぇ」
そう言って笑う梨香を無視して、俺は車内を軽く見渡した。
とりあえず、一緒の車両にはいないらしい。
「今日の映画、真希(まき)はもう観たんだって。かなり泣けるらしいよぉ」
空いていた席に、2人並んで腰を下ろす。
よく見れば、周りはカップルが多くて。
とは言っても、小学生は俺らぐらいだろうけど。
「混んでるかなぁ、映画。次の回とかだったら、めちゃショックだし」
いつもの事だけど、梨香は一人でよく喋る。
まぁ、俺があんまり口を開かないからだろうけど。
だって、別にこれと言って梨香と話す事がないし。
ホームや他の車両を見る暇なく、一番近いドアに飛び乗った。
「危なかったねぇ」
そう言って笑う梨香を無視して、俺は車内を軽く見渡した。
とりあえず、一緒の車両にはいないらしい。
「今日の映画、真希(まき)はもう観たんだって。かなり泣けるらしいよぉ」
空いていた席に、2人並んで腰を下ろす。
よく見れば、周りはカップルが多くて。
とは言っても、小学生は俺らぐらいだろうけど。
「混んでるかなぁ、映画。次の回とかだったら、めちゃショックだし」
いつもの事だけど、梨香は一人でよく喋る。
まぁ、俺があんまり口を開かないからだろうけど。
だって、別にこれと言って梨香と話す事がないし。