揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
chapter2
結局、昨日は逃げるように小学校を後にしてしまった。
だって。
あのまま見つめ合っていたら、きっと私は誤解しちゃう。
あれが、恋なんじゃないかって。
「はぁーっ」
思わず、大きなため息が漏れてしまった。
「何かあった?」
今は昼休み。
机を向かい合わせて、沙希とお弁当を食べているところで。
とは言っても、なんだか食欲もないんだけど。
「うー?別にぃー」
心配してくれてる沙希には悪いけど、自分でもよく分からないんだ。
この気持ちが何なのか?
なんで、あの子の顔が頭から離れないのか?
「由佳が食欲無いなんて珍しいじゃん。私ら親友でしょ?何かあるなら話してよ」
珍しく、沙希の顔は真剣だった。
ホントに心配してくれてるみたい。
だけど、ごめんね…沙希。
いくら親友でも言えないよ。
小学生が気になる、なんてさ。
「おーい、由佳」
ふいに名前を呼ばれ。
見れば、諒斗が教室の入り口辺りで私を手招きしていた。
「何だろ?」
とりあえず席を立ち。
ゆっくりと近付いて行くと、そこには諒斗の他にもう一人男子の姿があった。
このクラスじゃない、見た事のない子。
諒斗の友達かな?
だって。
あのまま見つめ合っていたら、きっと私は誤解しちゃう。
あれが、恋なんじゃないかって。
「はぁーっ」
思わず、大きなため息が漏れてしまった。
「何かあった?」
今は昼休み。
机を向かい合わせて、沙希とお弁当を食べているところで。
とは言っても、なんだか食欲もないんだけど。
「うー?別にぃー」
心配してくれてる沙希には悪いけど、自分でもよく分からないんだ。
この気持ちが何なのか?
なんで、あの子の顔が頭から離れないのか?
「由佳が食欲無いなんて珍しいじゃん。私ら親友でしょ?何かあるなら話してよ」
珍しく、沙希の顔は真剣だった。
ホントに心配してくれてるみたい。
だけど、ごめんね…沙希。
いくら親友でも言えないよ。
小学生が気になる、なんてさ。
「おーい、由佳」
ふいに名前を呼ばれ。
見れば、諒斗が教室の入り口辺りで私を手招きしていた。
「何だろ?」
とりあえず席を立ち。
ゆっくりと近付いて行くと、そこには諒斗の他にもう一人男子の姿があった。
このクラスじゃない、見た事のない子。
諒斗の友達かな?