君の心まで、あと3cm。

「おはよう、ゆうちゃん。」

今日は名前を呼んでもらいました。
少し照れます。

「なんで知ってるの?」

「みんなが呼んでるから」

そういっていつもの笑顔。
今日も君は爽やかです。

「だめ、かな?」

罰が悪そうに、純粋な目が私を見つめる。

「だめな訳ない。」

「ありがとう。」

だけど私は、まだあなたの苗字に敬意をはらったままなんです。
いつ名前で呼べるでしょうか。
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