クールな彼女
告白


-syou-


「集合!発表もするから早く来い!」

「はい!」


練習が終わり、いよいよ発表のトキ

三年の俺たちにとって
次のゲームがラストゲームになる

三年は人数が多く
12人の中から選ばれるのはたった5人


そして俺は―—


「背番号4……」

発表されていく


良くても悪くても一番に
那美に伝えたい…



「背番号11、飯塚 翔!背番号…」


呼ばれた、名前がでた!!
嬉しい嬉しくてたまらない!

この時は日々の努力が認められたと思う瞬間だ


「以上、今呼ばれたものは皆の期待を背負っている。詳細は個々に伝える。
では、明日は休みだから自主練に励んでおけ!以上」


「ありがとございました!」


早く、早く伝えたい


俺は、一番にアリーナを出た


会いたい。那美の反応は予想してる…
冷めた感じで
良かったね。だけかもしれない


それでも一番に那美に、

大好きな人に伝えたい


俺はすれ違う人に挨拶をして
校門へと急いだ





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