恋愛ざかり
店の奥のレジに行くと、バイト仲間の歩美が疲れた顔でうつむいていた。





『歩美!』

アタシがそう声をかけると、歩美の身体がムクッと起き上がる。





『水麗……おはよ…』


歩美は目をこすりながら、あくびをする。





『居眠りですか〜?歩美さん!』



歩美はケラケラ笑いながら、アタシを見上げる。





『最近寝不足なのさー!てか、水麗エプロン着けておいで!』



歩美はそう言って、レジから出てきた。






『あー、うん。』



アタシはスタッフルームのドアを開ける。





白いソファにはバイト仲間の麻衣が座っていた。





『あ〜!水麗〜!来んの遅い!私のバイト時間とっくに終わり〜!!じゃあ、バイト頑張ってね〜!』




麻衣はふざけながらスタッフルームを出ていった。





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