恋愛ざかり
なんか、亮太を忘れるなんて、無理な気がする。
『はぁ……――――』
私の溜め息が部屋に響いた。
私は仕事用のケータイを開き、みっちーに電話をかけた。
『あ、みっちー?』
「はいは〜い♪♪麗華?どうしたの?」
『髪、染めたいんだけど………』
「は〜い♪修侑くんから、聞いてるわ。カラーは?」
『麗華のウィッグのハニーブラウン。』
「え?私は別に染めてもいいけど、麗華が……いや、水麗が困るでしょ?」