恋愛ざかり



『……るーくんはただの幼なじみ…じゃない…』




私がそう言うと、亜斐は顔を歪めた。




『どういうこと?』



亜斐は口調を荒げはしないで、落ち着いた様子でそう、口にした。







『私の初恋の人。』



私は自然と笑みがこぼれた。






亜斐は少しだけ、困ったように顔を曇らせた。







< 546 / 602 >

この作品をシェア

pagetop