恋愛ざかり



もう、私はあんな風に普通の毎日を送れない。


もちろんそれを覚悟して、麗華とバラそうと、決めたんだけど……







でも、どこかで後悔してる。








『……逢沢先輩っっ!危ないです!』






え……?




声をした方に視線を向けると、バスケットボールが飛んできた。







アタシはスッと右足を下げて、身体の重心を後ろに移し、ボールを避けた。




その代わり、後ろに居た後輩の女の子にぶつかってしまった。







< 553 / 602 >

この作品をシェア

pagetop