どんなに…
Ⅰ
私がどんなに
空に手を伸ばしても
あの星には届かない
かわりに掌が掴めたのは
冬の冷たい空気だけ
私がどんなに
背を伸のびをしても
君の背中に届かない
かわりに心で育ったのは
置いていかれる孤独感
声を枯らせて叫んでも
声を枯らせて歌っても
返ってくるのは
冬の木枯らし
私の涙を枯らしてく
想えば想うほど
私と君の距離は
どんどん遠くなって
すれ違うようになった
君とボク
日々擦りきれる赤い糸
どれだけ私が願ったって
二人の距離は縮まらない…
どれだけ私が呼んだって
君は振り向いてくれない…