月を狩る者狩られる者
今度は私の頬を舐めて頭を摺り寄せてきた。
「あは……くすぐったいよ」
すると朔夜もベッドの上に乗ってくる。
猫の居る方とは反対側に横になり、私の頬に手を当て視線を交わらせた。
「確かに、お前を好きだというところは似ているのかもしれないな」
そして、唇を合わせる。
体は動かせなくても、感触は分かる。
朔夜の柔らかい唇。
そして舌が私の唇を舐める。
私は朔夜を受け入れるために、目を閉じて唇を少し開いた。
でも、朔夜はそれ以上動かない。
どうしたんだろうと目蓋を開くと、朔夜の頬を猫が、てしっ…てしっ…と肉球で叩いていた。
「あは……くすぐったいよ」
すると朔夜もベッドの上に乗ってくる。
猫の居る方とは反対側に横になり、私の頬に手を当て視線を交わらせた。
「確かに、お前を好きだというところは似ているのかもしれないな」
そして、唇を合わせる。
体は動かせなくても、感触は分かる。
朔夜の柔らかい唇。
そして舌が私の唇を舐める。
私は朔夜を受け入れるために、目を閉じて唇を少し開いた。
でも、朔夜はそれ以上動かない。
どうしたんだろうと目蓋を開くと、朔夜の頬を猫が、てしっ…てしっ…と肉球で叩いていた。