【完】あたしが君を守るから
♛美しい女性
「姫宮のお坊ちゃま」
ダンディに髭を生やしたおじさんがそう声を掛けると、王子様スマイルで微笑む。
「椎様~っ♡」
髪の毛をくるくる巻いている派手な女の子たちが声を掛けても、王子様スマイルで微笑む。
あたしには、愛想を振りまいているようにしか見えない。
「ちょっと、椎」
グイッと、死角ゾーンへと連れて行く。
「...こういうのって、普通逆だよな」
椎を壁に押しつける。
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