【完】あたしが君を守るから
もし、椎が腰パンをしようものならば...。
すぐに、引き上げる!
その覚悟は出来てるからね~。
「なにニヤニヤしてんだよ」
すると、悪寒を感じたのか、椎がしかめ面で振り向いた。
「なぁにもー」
笑みが零れそうになったから、慌てて前へと歩き出す。
不満そうな椎は置いて。
廊下を歩いていると、耳にする会話。
「あれ。そのネックレスいくらぁ?」
「21万ぐらいだったかなぁ...」
ハートをモチーフにしたピンクダイヤのネックレスの話題。
21万のものを簡単に身につける女の子たち...。
お金持ちなんですよ。