【完】あたしが君を守るから
危うく、好きだって言ってしまいそうで堪えた。
「そっか...。1番、聞きたいことが聞けて良かった...」
満足したように、でも照れているのか視線は合わせない。
じゃあ、あたしも聞く。
「どうして、それが気になったの?」
あたしの中の何かが、賭けてみようと判断した。
また自惚れてる。
そう自覚しているのに、押さえられなかった。
「そんなの決まってんだろ」
恥ずかしそうに、ほんのり頬を紅潮させる。
「ボディガードのことは、把握しておかないと...」