【完】あたしが君を守るから
♛リボンのネックレス
「うー...」
テーブルの上に、頬を置いて唸る。
「何だよ。まだ酔ってんのか?」
若干心配そうに見つめる夏目。
「違う。けど、違わなくもない」
「どっちだよ」
椎は、心配していたのはあたしがボディガードだからなんだ。
好きとかそんな感情は何も無いんだ。
こんな可愛いカッコしたのは。
本当は、もしかしたら椎と一緒に回れるんじゃないかなって、考えてたから。
やっぱり、そんなの叶いっこないか。