【完】あたしが君を守るから
椎の側に、たくさんの人が集まる。
そのうちに、椎の机に何か変わったことはないか調べる。
特に...ナシ、と。
あたしは、椎の1つ後ろの席。
となりだと、もし後ろから襲われたときに素早く確認できないでしょ?
後ろの席だと、教室全体が見渡せるから。
椎のとなりは、ワガママを言って司がいる。
司なら一応安全。
1人って、すっごく暇。
何もすることがなくて、机に突っ伏す。
授業が始まるまで...、少しくらい眠っても大丈夫よね。
自然と瞼が瞳を覆い、そのまま眠りについた。