【完】あたしが君を守るから

♛涙







「どうぞ」




運転手さんがドアを開けたことで、家に着いたことが分かった。




椎は玄関へと向かっている。




「歩、行かないの?」




立ち止まったままのあたしに声を掛ける。




ニコッと微笑んでそれに応える。




「気になることがあるから。あとでね」




「分かった」




椎が家の中に入ったのを確認する。





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