【完】あたしが君を守るから






「はぁー...はぁー...」





酸素を必死に取り込もうと、肩で呼吸する。






今でも信じられない。







あんなにも、無理矢理するなんて。






「どうして...?」





信じられないような視線で椎を見つめる。





背けられていた顔が、何かに怒っているような視線が向けられる。





どうして、そんな顔するの?




椎が分からない。





読み取れない。





こんなの初めてだよ。





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