【完】あたしが君を守るから
声の主は、迷惑そうな顔して笑ってる。
「何か文句あんの?」
キッと彼を睨む。
何にも言えなそうに、髪をくしゃっと触ってる。
「いやー。歩が料理とか...出来んのかなーって...」
ははっ、と苦笑する。
その態度に、あたしは鼻で笑う。
「出来るっつーのっ」
近寄って、見上げながら睨む。
「どーだか」
負けずに、見下ろす彼。
あたしが負けてるって思うのは、身長と口だけなの!
(椎:178センチ 歩:164センチ)