【完】あたしが君を守るから
ぐふふ、と笑みがこぼれる。
――――くいくい
エプロンを引っ張るミシェルちゃん。
食べたい、って言ってるようなジェスチャー。
もしかして...。
「これ?」
ピンクのギンガムチェックの柄のスプーンを出す。
コクコク、と頷くミシェルちゃん。
「はい。どうぞ」
微笑んで渡すと、テーブルへ一直線に向かった。
"♪"マークが見える程、ウキウキ気分。
こんなにも喜ばれるなんて、すごく嬉しい。