【完】あたしが君を守るから
ミシェルちゃんは、スプーンで一口分すくうと、口へ運んだ。
ドキドキと期待しながら、返答を待つ。
「?!」
何か感じたのか、目を見開いて驚いているミシェルちゃん。
どうしたんだろう...。
恐る恐る近づく。
何も言わずに、眉間に皺を寄せている。
あーっ。
これは、美味しすぎて何も言えないってパターン??
「もー。ミシェルちゃんったらー。そこまで、驚かなくても」
おばちゃんみたいに、手をバタバタさせて照れる素振りを見せる。