【完】あたしが君を守るから
♛正々堂々と
「うー...ダメ。頭に入らない」
ボフッとベッドに顔を埋める。
一応借りた【トワイライト】を読んでいたけど、さっぱり内容が頭に入らない。
図書室でのことが、頭から離れない。
今思えば、夏目は無防備だったから蹴りとかがいれられたはず。
なのに、何も出来なかった。
夏目は、あたしを全く警戒していなかった。
それは、あたしを見下してたから?
あたしが女だから?
あたしに、手を出させない自信があったの?
どれにしても、ものすごーくムカつく。
イライラをクッションへとぶつける。