Secret Love-こんな恋もありですか?-
「ゆほ…??もうつく?」
「うん…この辺りのはず…
っあ!!!あれあれ♪」
向かってみると、そこには長蛇の列。
まだ、開場まで1時間以上ある。
「めちゃめちゃ並んでるけど…。あと1時間もあるし、お茶でもするっ?」
前に立っていたゆみが私を振り返りニコッと綺麗に笑った。
さすが、美人さん…
と、サマになってるゆみに見とれてたら、
「なぁーにボーッとしてんの?あそこのカフェ入るよ。」
そう言い、半ば強引に私の腕を引っ張りながら二人でカフェに足を踏み入れた。
それからしばらくして、舞台の開場10分前になった。
「そろそろいこっか♪」
私たちは、いつもと変わらずのんびりとした足取りで会場へ向かうのだった。