素顔の彼は御曹司!?


洸輝…、大丈夫だよ。


洸太の事は、もうほとんど思い出なの。


だってね、もう思い出せないんだ。


洸太に抱かれてた自分が。


こうやって、洸輝があたしを抱いてくれる度に、温もりもキスの仕方も、


全部、体が覚えてるから。


洸輝を、覚えてるから。


「洸輝…、ずっとずっと、あたしと一緒にいて…」


「嫌だって言っても、離さないよ」




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