†蝶龍†―1―
「それにしても、婚約者とは・・・・・・・
あげはが言ってた大切な人ってこういう意味だったんですね」
「うん。婚約者だし、私の側に居てくれなきゃ困る人だから」
由樹が居なかったら今、私はここには居ないだろうし。
「意味深発言~。なんか由樹に妬けちゃうなぁ~」
「なんと言われ様とあげはは俺のものですから」
にこっと彰達、兄貴に向かっていった。
「由樹・・・・・てめぇ、その性格どうにかなんねぇのかよ」