あやまち



それから、30分くらいしたら、翔太がやって来た。




「さっきコンビニ行ったんだってな」


「あ、渉から聞いたの?」




翔太が手にしている袋を見て、コンビニへ寄ってきたんだとすぐにわかった。




「まぁな」




そう言って、コンビニ袋からビールを一缶出して、ベッドを背もたれにして座る。



そのままグイッと一気に半分くらい飲んだ。




「こんな真っ昼間から飲むの?」


「明日酒残ってたらまずいし、今飲むしかねぇだろ?」




まぁ確かに、夜飲むと朝まで引きずったりしちゃうもんね。



これから遠征って時に、お酒のにおいはまずいか。




「悠亜……こっち来いよ」


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