あやまち
「じゃあ何でキスの途中で離れたり、顔をぷぃってそらしたりしたの?」
「……」
「渉?」
「……それを言ったら、俺の方が嫌われそうだ」
「えっ、何で?」
目の前の渉は、さっきのようにまた眉を下げた。
「あたし、どんな渉でも好きだよ?嫌いになんかならないよ?だから、言って?」
あたしの言葉に考えるような仕草を見せたあと、渉は小さく息を吐いてから口を開いた。
「あのままキスを続けていたら……抱いてしまいそうだったから」
「えっ」
「悠亜を抱きたくなったって言ったんだよ」
「……っ!」
あの態度で嫌われたと思い込んでいたから、予想外の言葉に頬がカッと熱くなる。
恥ずかしくて、そのままうつむいた。
「なのにさ、顔を覗き込んできたり、俺があっち向いたって駄々をこねたりして、……悠亜が俺を煽るから」
「……」
「渉?」
「……それを言ったら、俺の方が嫌われそうだ」
「えっ、何で?」
目の前の渉は、さっきのようにまた眉を下げた。
「あたし、どんな渉でも好きだよ?嫌いになんかならないよ?だから、言って?」
あたしの言葉に考えるような仕草を見せたあと、渉は小さく息を吐いてから口を開いた。
「あのままキスを続けていたら……抱いてしまいそうだったから」
「えっ」
「悠亜を抱きたくなったって言ったんだよ」
「……っ!」
あの態度で嫌われたと思い込んでいたから、予想外の言葉に頬がカッと熱くなる。
恥ずかしくて、そのままうつむいた。
「なのにさ、顔を覗き込んできたり、俺があっち向いたって駄々をこねたりして、……悠亜が俺を煽るから」