きらきら光る夜空の星よ…
夏樹にはもう優の姿は見えない

優が走ったであろう方角を目指してひたすら走ってた
「夏樹ちゃん!?」

聞き覚えのある声に夏樹は我に帰った

「優のお母さん?」

「こんなところで何してるの?」

宴会が終わり親戚を家まで車で送る途中だったらしい
車内から不思議そうに夏樹をうかがっている

「優はどこいったの?あの子、夏樹ちゃんを送りもしないで帰っちゃったのかしら?」

少し呆れた様子の母親

「おばさん、さっき地震あったでしょ?? あれ隕石が落ちたみたいなの。それで優が確かめに行っちゃったの…」

「地震…?隕石??」
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