あなたと君と
誰の隣を望む。

君の隣がいい。~祥也said~

俺と直人はバスケ部に所属してる。

もともと中学でバスケをしていたからという理由で入った。

が、思っても見なかったおまけつきだった。

翡翠が所属している弓道部が体育館から結構近い。

コレを知ったときは正直家で発狂してた・・・。


翡翠はもともと積極的なタイプではない。

だからきっとバスケ部、しかも男子がやってるところにわざわざこないだろう。

って思ってたけど、

翡翠の友達の如月が直人と付き合っている=如月にくっついて翡翠も来る。

っていう方程式が成り立った。

現に今こうして体育館の入り口からひょっこっと顔を出してる翡翠がいる。

……かわいい\\\

普段は絶対口にしないけどやっぱり顔に出てるらしい。

「お、翡翠ちゃん見て何にやけてんの~?どこまで妄想した?」

直人がふざけて聞いてきた。まったくこいつの頭ン中はどんな構造してるんだか。

「ちがうから…。」

って睨んでみると、

「あ、こっち見てる!」

っていうから思わず見てしまった…。

…本当にこっち見てた…。

ガッツリ目があったことと翡翠がこっちを見てたことにびっくりした。

反射的にすぐそらしてしまったけど、後から後悔がおそおってきた。

なんで、そらしちゃったんだよ…。めったにないことなのに。

嗚呼、俺素直になれ。頑張れ俺…。




< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop