甘甘な罰ゲーム恋愛


放課後になっても、
女子の群れは郁斗くんから離れなかった。


あたしは話したいけど話せなくて…。


ただぽつんと、角に立っていた。


「柚衣??」


「あ、圭介」


「大丈夫??
…アイツがあんなんになってから元気ないけど」


「大丈夫…」


「ねぇ、圭介」


「ん??」


「…やっぱなんでもない」


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