甘甘な罰ゲーム恋愛


郁斗くんの話は郁斗くんから聞いた方がいい。


「柚衣は彼女なんだから、遠慮なんかいらないって」


圭介は頭を優しく撫でると、
教室を出ていった。


あたしも部活に行かなくちゃ。


「遥、いこー」


「うん…ぁ…」


「どうしたの??」


「楽譜忘れてきちゃった!」


「えぇっ??」


「取りに戻るっ!!
顧問に、遅れるっつっといて」


「わかった…」


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